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2011年1・2月号(No.519)
特集:生物多様性条約COP10シリーズ
COP10で何が世界標準になった?

2011.01.01
書籍・発行物


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今月の表紙
フクジュソウとニホンミツバチ


 

撮影・解説    矢内 靖史

ニホンミツバチは日本在来のミツバチで、蜜の採取や作物の受粉などに利用されるセイヨウミツバチに比べ、やや小型で黒っぽいのが特徴だ。木のうろなどに巣をつくる。写真は、野生のフクジュソウ自生地を案内してもらった際に撮影したもの。特殊レンズをミツバチの目の前まで近づけて撮影したが、花粉集めに夢中の様子だった。越冬で少なくなった蜜や花粉の蓄えを補給していたのだろう。

 

CONTENTS



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特集: 保存版 生物多様性条約COP10シリーズ
COP10で何が世界標準になった?

2010年10月、愛知県名古屋市で開かれたCOP10。171カ国もの国の代表が集まったこの会議で、いったい何が決まり、NGOはどんな活躍をしたのか。報道されなかった舞台裏と、これからの生物多様性保全を考えるヒントをお伝えします。

・COP10で決まった注目ポイント
(1) 実効性を意識した「新戦略計画」
(2) 深い議論がやっとされた「海洋・沿岸」
(3) 管理の質が重視された「保護地域」
(4) 「市民調査」が世界を変える
(5) 日本の行動規範にも使える「タガワリヒ・ガイドライン」
(6) 積極的な数値目標をつくった「植物保全戦略」
(7) 行動計画策定が呼びかけられた「都市と生物多様性」
(8) 国や企業に行動を求める「企業の参画」
・NGOはCOP10にどうかかわったか
・ドキュメント 「日本のNGOはCOP10決議にどう挑んだ?」(呉地正行さん & 川廷昌弘さん)
・COP10参加者アンケート 「COP10と今後の変化をこう見る」
・まとめ 「実行されなければ決議もただの紙切れ」


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★NACS-J 活動クローズアップ
謹賀新年/風力発電に関する意見発表を行いました/沖縄担当副大臣に泡瀬干潟の埋め立て中止と保全を要請/自然しらべ2010結果レポート完成/P.N.ファンド助成成果発表会を開催しました/自然観察指導員講習会受講者が2万5000人に/自然保護セミナー開催中/ネイチュア・フィーリング研修会を開催/第10回沼田眞賞授賞式・記念講演会とCOP10特別セミナーを開催


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★NEWSハイライト
・遺伝子組み換えナタネ、自生地が急速に拡大
・福島・緑の回廊の中に巨大な風力発電所の計画進行
・要注意外来生物のカラドジョウを秋田県・山形県で確認
・三重・鈴鹿で繁殖を続けるイヌワシの生息地に鉱山開発計画


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★今日からはじめる自然観察
虫こぶを観察しよう! 
(薄葉 重/元東京環境工科専門学校校長)

ボコボコした葉っぱ、変な形の枝や実を見かけませんか?
もしかしたら、それは虫こぶかもしれません。
今回は、昆虫とダニがつくる虫こぶに注目です!!


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★くらしと自然のつながり再発見!
⑨群馬県 赤谷の森
いじめすぎなきゃ、山の恵みは
永遠に続くもんさね。

取材・文/市川ゆかり
イラスト/さげさかのりこ


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★シリーズ新・生命の輪・29
雪環境を利用する変わり者の虫  セッケイカワゲラ
幸島司郎/京都大学野生動物研究センター教授)

冬場、川の近くの雪上を歩き回る虫がいます。ライバルとなるほかの虫も、天敵も少ない冬のフィールドを独占するかのように、元気いっぱい動き回るセッケイカワゲラ。今回はセッケイカワゲラの生態をご紹介します!

★市民団体からのメッセージ
市民の声を活かした生物多様性地域戦略づくりを進めよう
(後藤哲志/沖縄大学地域研究所)

★読者の広場
掲示板/お便り/フォト・ライブラリー/次号予告・新入会員/Nature Navi

★BOOK&PRESENT

 

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