SISPAをリニューアル! データを一部公開しました
会報『自然保護』No.518(2010年11・12月号)より転載
NACS-Jでは、予防的な自然保護を進めるために、保全情報を蓄積したデータベースと、そのデータを用いて科学的な分析を行い公表するためのウェブサイト、戦略的保全情報システム(SISPA)※を構築しました。
これまでは、ウェブサイトで解析事例の結果などしか一般公開していませんでしたが、システムの改良により、データベースの公開・非公開設定が可能になり、例えばこれまでNACS-Jで行ってきた自然しらべや綾プロジェクト、生物多様性の道プロジェクトのデータの一部などを一般公開できるようになりました。
データベースにはGoogleEarthで利用するデータだけでなく、さまざまな種類のデータが登録でき、関係者間でグループをつくってデータの共有ができるようになっています。当面はNACS-Jのプロジェクトで利用していく予定ですが、将来的には会員の皆さんにも地域の保全活動で利用してもらえるよう準備を進めていく予定です。
ぜひ、新しくなったSISPAのウェブサイトにご来訪ください。皆さんからのご意見、ご感想をお待ちしています。
※SISPAは事業を終了し、現在URLは存在しません。
(保全研究部 小此木宏明)