MOP5交渉経過
昨日あまり発言がなかった第1作業部会。評価と検証、カルタヘナ議定書の戦略計画について締約国からのコメントを出し合う予定だったのですが、一夜明けた後でもいまいち発言が少ない印象を受けます。12時くらいにはコメント出しが終わり、CRP(カンファレンスルームペーパー)をもとにもう一度検証しようということになり、午後は第1作業部会を開かないことになりました。
9時からのNGO会合でもこの議題はMOP5の中核の議題であるという話になったのですが。
第1作業部会の取り扱う議題は、「カルタヘナ議定書の実行体制の評価と検証」と表現しましたが、もう少し詳しくいうと、国別報告書のフォーマットの改訂(より詳しく詳細に各国の活動を把握する)や提出率を上げるために、どうすれば良いか、報告書作成の提出期限や作成プロセス(市民参加)を共有したり(4. Report of the Compliance Committee.)、カルタヘナ議定書が2020年までに何を達成すべきか、その為にカルタヘナ議定書会合(MOP6-MOP10)をマイルストーンどのように活用するか(17.Strategic Plan of the Protocol and programme of work of the Conference of the Parties serving as the meeting of the Parties to the Protocol)などを決めているのです。
CRP文書をベースに再度意見を出し、合意を図るプロセスが明日から始まります。
(道家哲平/保全研究部)