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COP10 19日 第2作業部会

2010.10.19
活動報告
戦略計画のコンタクトグループ ▲新戦略計画のコンタクトグループ

  

19日WG2(第2作業部会)では条約の今後の作業スケジュールを議論する課題MYPOW(Multi year of program of workの略、マイポウと発音)です。この議論も結構大事で、GBO4をいつ作るのか、今度(第5次)の国別報告書を締約国が提出する時期やその内容、その上、今回は締約国会議の開催頻度(2年に1回か、3年に1回)なども検討します。 

 

午後は資金メカニズムについての議論。SBSTTAの時にも簡単に書きましたが、ODAやGEFへの供出金などの既存の資金の流れをどれだけ大きくできるかといったことのほか、生物多様性オフセットやGreen development mechanismなど革新的資金メカニズムも話題にあがっています(これについては賛否いろいろな意見が出ました。

特にアフリカやマレーシアなどが反対意見を言っていたように思います)。資源動員戦略には、数値目標や指標などを具体的に設定することができるかという点が焦点になっています。こちらもコンタクトグループが設立されました。

これで、第1作業部会と第2作業部会、新戦略計画と海洋沿岸と資金メカニズムと予算のコンタクトグループ、ABSの非公式協議会合(ICG)と7つの会議が走っていることになります。その前後では、1日30近くのサイドイベントが行われているということで、めまぐるしい忙しさです。

 

20時から政府とNGOとの意見交換会(日本人の方がいたので、ウィスパリングの同時通訳係)、終わった後は新戦略計画のコンタクトグループと続き、ホテルに戻ったのは11時前後。やや疲れました。

(道家哲平/保全研究部)

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