COP10 20日 海洋コンタクトグループとカウントダウン2010クロージングセレモニー
終わったのは22:10でしたが、資金メカニズムやABSのコンタクトグループの方たちもまだ議論していたようです。
カウントダウン2010は、2006年にIUCNが立ち上げたプロジェクトで、2002年に採択された「2010年目標」を忘れさせないという思いから、目標達成を約束した団体が署名し参加するというキャンペーンで、NGO470、自治体390に加え、ビジネス、研究機関、国など1100の組織が入る大きなネットワークとなりました。
日本自然保護協会も、IUCN加盟団体としては日本初のカウントダウン2010パートナー団体となっています。
クロージングセレモニーには、IUCNの親善大使のイルカさんがカウントダウン2010大賞のプレゼンテータとして参加。カウントダウン2010大賞は、コロンビアのコラリーナという行政組織で、地域住民との協議をベースに、海洋保護区の設立を行いました。管理計画も打ち立て、現在は世界自然遺産の候補地にまでなるなど、オリジナリティーや波及効果なども勘案して選ばれました。
第1作業部会は、気候変動や森林をテーマに、第2作業部会はクリアリングハウスメカニズムや科学協力、「コミュニケーション、教育、普及啓発(CEPA)」、さらには南南協力や自治体と生物多様性(都市と生物多様性の行動計画が検討されている)などのテーマが検討されました。第2作業部会の方がスムーズに検討が進んでいる状況です。
「コミュニケーション、教育、普及啓発」ではCBD市民ネットの普及啓発部会の川廷さんが、NGOとして発言し、「各締約国が、それぞれの国ごとにCEPAのコンセプトを確立し、明確な行動計画を策定すること」「次回COP11に各国がCEPAコンセプトを持ちより、2020年までに目標を達成できるように協力しあうこと」「CEPAをCOP10の報告の中で、重要な戦略として重要性を強調すること」などを求めました。
朝のプレスリリースから、夜のイベント・レセプションまでばたばたと仕事があり、途中1時間くらいソファーで仮眠をとったりするなど、疲れがピークにあります。
(道家哲平/保全研究部)