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COP10 22日 本会議の議事進捗状況の報告

2010.10.22
活動報告

▲本会議でのNGO席

 

第1週目最終日22日の午後に本会議で、これまでの会議の進捗状況が報告されました。  

第1作業部会の議長からの報告(コジマ・ハフラーさん、オーストラリア):陸水、山岳、海洋沿岸、保護地域、持続可能な利用、気候変動、乾燥地、森林、農業と生物多様性、バイオ燃料、外来種、GTI、インセンティブ手法を扱った。  

ジオエンジニアリングと持続可能な利用で、議長の友会合(FOC)が設けられ、幸い持続可能な利用がまとまったことが報告され、コンタクトグループが、海洋、気候変動、バイオ燃料のテーマで作られました。

  

第2作業部会の議長からの報告(ダマソー・ルーナさん、メキシコ):7つのCPRを現段階で作成し、すでに3つのCRPの検討をおこなった。しかし、新戦略計画と資源動員戦略については議論が続いている。新戦略計画は、ノルウェーとイランが共同議長でコンタクトグループを継続し、明日土曜日も継続。資源動員戦略についてもコンタクトグループでの作業がまだ必要で、あすも行う予定。CRPを来週月曜から検討する。

予算とリンクする問題がある。

また、ABSの議長からの報告も行われ、各条文のどこまで合意が進んだか話されました。本来は金曜までに検討を終了するはずだったのですが、延長することになりました。

その後、予算委員会の報告、ビューロメンバの選挙や出席国の信任状の確認などが行われました。

 

以上が本会議の予定されていた進行なのですが、ここでやっと、NGOに発言の機会が回ってきました。日本のCBD市民ネットからという位置づけで私と、インドの小規模漁業者支援団体のラミアさんとで読み上げました。

それまでの会議で報告された全体進行の楽観的な見通しに釘を刺すトーンで文章を起草したこともあり、多くの拍手を頂きました。  

政府公式サイトのウェブキャスト(54分辺り)

IISD ENBのレポート

(道家哲平/保全研究部) 

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