COP10 26日 国際湿地賞の授賞式
国際湿地ネットワーク(World Wetland Network)のサイドイベントにて国際湿地ネットワーク(World Wetland Network)のサイドイベントにて国際湿地賞の授賞式がありました。アフリカ、アジア、ヨーロッパ、北アメリカ、中南米、オセアニアの各地域から15か所ほどの湿地が紹介され、保全の度合いにより異なる色の賞が与えられました。
WWN国際湿地賞はBlue Globe(青)、Green Globe(緑)、Grey Globe(グレー)の3つの賞があります。
Blue Globe(青)は湿地保全の優良事例となる場所に与えられ、野生生物の保全や地域住民と一緒に活動するなどワイズユーズが行われていることが基準になります。
Green Globe(緑)は一度劣化してしまった湿地の再生に成功している良い事例となる場所。
Grey Globe(グレー)は保全に失敗した場所が選ばれます。開発や汚染によって湿地が劣化してしまったり地域住民抜きで保全活動が行われているようなところです。
今回は日本からはBlue Globe(青)に大分県の中津干潟が選ばれ、NPO法人「水辺に遊ぶ会」の足利由紀子さんが受賞されました。足利さんは22日のサイドイベントでも中津干潟を漁民と一緒に楽しみながら保全している話しをされていました。
▲中津干潟にブルー賞で満面の笑顔の足利さん。
▲不名誉なグレー賞をもらったモロッコのEmbouchure de la Moulouyaさん。
参考:水辺に遊ぶ会 http://www.max.hi-ho.ne.jp/y-ashikaga/
(安部真理子/保護プロジェクト部)