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COP10 27日 第2作業部会 新戦略目標

2010.10.27
活動報告

新戦略計画のコンタクトグループは16:20から始まりました。

まだ合意できない目標がたくさんあるところ、どこまで合意ができるのか、折衝が続きます。

以下twitter中継からです。

FOCで議論されたことが報告され、意見対立のある強い目標「2020年までに損失を止める」、弱い目標「[2020年までに]損失を止めることにむけて」について、強い目標をEU以外も支持するが、途上国は弱い目標を求める。

目標5「生息地の損失速度を減らすノルウエーとEUがもとめてきた「森林」を「森林も含む(including forest)」としたブラジル案を、スイス、EU、アフリカ、日本が支持、マレーシアとコロンビアは反対、中国は代表団での協議をもとめる。一同拍手でFOC閉幕。官僚レベルの議論は尽きた。
煮詰まったものも含め、19:30からの各国が参加する作業部会(WG)に持ち上げられることに。

そこでも結論がえられないものはハイレベルで交渉される。あれだけのブラケットがどうまとまるのだろうか。。。

 

19:30から第2作業部会はじまる。アフリカ諸国は、戦略計画の遂行には資金が必要で追加的資金の導入など他でも採択されいる文章なのに、ブラケットにすることを猛烈に反対する。睡眠を削って戦略計画を議論してきたことの意味がなくなる・・・との発言まででる。

EUは資金の動員・戦略をさらにはかることを否定しているのではなく、それを表現した文言になっていないために、ブラケットにすることを主張。議長としては、主張や考える場ではもうないのだから、と嘆く。この紛糾状態では進まなくなるのでセッションをやめるべきという国もある。

紛糾して15分の停止状態になってしまった。ドード賞をあげなおしたらという冗談が飛ぶ。

21:30 再開。EUから文章から「Global Enviroment Facility」 (地球環境ファシリティ)を削除して、ブラケットを外しことで妥協案を出してきた、GEFについては別の文章を起草すると。アフリカ諸国はそれを見ることを条件づける。起草の間、議論を進める。

ミッションについて議論中。名古屋で決まりさえすれば内容はどうでも良いとする議長国日本の姿勢にはいら立つ。

ミッション修正案についてCGと同様に対立構図のまま。EUなどはと強いメッセージがあるが、日本からは名古屋で決まることに意味があるとし、合意されるならどちらかといえば・・・と意志が感じられない。結局、議長から大事なことなのでFOCで継続検討になった。

日本政府公式のhttp://webcast.cop10.go.jp/index.asp のページからインターネット中継が見られます。(LiveのあとのOn-DemandのUPまではタイムラグあり)

(大野正人・安部真理子/保護プロジェクト部)

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