全国一斉自然かんさつ会 152件の観察会が全国各地で開催されました。
会報『自然保護』No.517(2010年9・10月号)より転載
5~6月に生物多様性をテーマにした全国一斉自然かんさつ会を開催しました。観察会のエントリー総数は152件。エントリーしてくださった自然観察指導員の皆さんから事務局へ続々とレポートが送られてきています。どのレポートからも参加者が楽しそうにしている様子が伝わってきました。
参加者のいろいろな声の中から、いくつかご紹介すると、
「動物が運ぶ種や、風・水・虫によって運ばれる植物などが分かって良かった(群馬)」、「こんなにたくさんの生きものがいて、身近な自然も貴重なんだ(神奈川)」、そして、参加者の声で一番多かったのが「また来たい!」でした。
場所も時間もさまざまな観察会。参加者の年齢層も人数もさまざま。そんな多様な観察会を「生物多様性」というテーマで全国で行えたことは、非常に実りの多いことだと感じました。今後もこのような全国の指導員がつながっていることを感じられる企画を考えていきたいと思いますので、どうぞご期待ください!
★全国の指導員による十人十色の観察会
(レポートより一部ご紹介します)
「49回目にして初めて雨の中での観察会。『私の緑はどんな色』をテーマに参加者それぞれに気に入った緑を集めてもらいました。クローバーに付いた水滴がダイヤモンドのようだとの声も。」
(愛知・庄内緑地ネイチュア・フィーリング自然観察会)
「都会の近くの自然の大切さを伝えた観察会。参加した大学生の目が輝いていたのが印象的でした。観察会後、全員で外来種のオオブタクサを引き抜く作業をしました。」
(埼玉・NPO法人自然観察指導員埼玉)
「自然観察指導員になって、初めて観察会を企画しました。準備中は人が集まってくれるか心配でした。当日になれば、楽しくてあっという間に終わってしまいました。」
(高知・(社)生態系トラスト協会)