シジュウカラガン、最後の放鳥に支援を。
日本雁を保護する会の呉地正行さんから、
今年9月上旬に行う予定の、シジュウカラガン最後の放鳥への
支援依頼が届きました。
以下、依頼文よりの抜粋です。
「シジュウカラガンは、カナダガンの中でもっとも小型の仲間で、
アリューシャン列島と北千島で繁殖し、かつては日本にも大群が飛来していました。
しかし、20世紀初頭に急激に数が減り、群れとしての飛来は長らく途絶えていました。
そこで、1995年から日ロ共同で、カムチャツカの施設で生まれた鳥を
大型ヘリコプターで繁殖地だった北千島のエカルマ島に運び、放鳥を続けてきました。
最近は日本への飛来数は少しずつ増え、昨年度は1カ所で78羽の群れが確認されました。
回復のめどが立ったことと、施設の維持が困難になったために、
昨年最後の放鳥を行って施設を閉じる予定でしたが、
施設が洪水に襲われて大きな被害を受け、放鳥を行えませんでした。
放鳥は今年9月上旬に行う予定ですが、
千島へシジュウカラガンを運ぶヘリコプター代が大幅に値上がりし、
最低22,000ドル(約200万円)以上かかること、
当初の予算では約100万円不足することがわかりました。
最後の放鳥は日本からの支援なしには実現困難です。
皆様には事情ご理解いただき、最後の放鳥実現のために
ご協力くださいますようお願い申し上げます。」
なお、以下のサイトから関連の情報をダウンロードすることができます。
是非ご覧ください。
●支援金募集チラシ
http://firestorage.jp/download/a7fba8b448c96841f0f5dec705b5716a8bfc7a53
●よみがえれシジュウカラガン日本の空に
http://firestorage.jp/download/720011455f8be0cb10c6819c913b24642aa36276