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2009年11・12月号(No.512)
特集:アリからみた自然のつながり

2009.11.01
書籍・発行物


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今月の表紙  クロオオアリ


 

撮影・解説: 栗林 慧

クロオオアリが出入りしている巣を見つけておき、できるだけ低い位置から撮影するために、巣の手前にカメラを置く深さ約20cmのくぼみをつくった。その作業をしている間に当然アリは驚いて巣の中に引っ込んでしまったので、翌日まで待ち、カメラをそっとくぼみの中に置いて待つこと約30分、恐る恐る顔をのぞかせたところを撮影することができた。

 

CONTENTS


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★特集:
アリからみた自然のつながり

アリは、子どものころからずっと身近で、いつもどこかで目にする生きものです。
今回は、アリの観察から見えてくる生きものたちのつながりや役割をじっくりみていきます。

・コツコツ働く小さなアリの大きな力 (久保田政雄/元日本蟻類研究会会長)
・あの手この手でアリに種子をまいてもらう植物たち (大河原恭祐/金沢大学自然システム学類 助教)
・アリの巣を巧みに利用する虫たち (丸山宗利/九州大学総合研究博物館 助教)
・地域の自然がみえてくるアリ観察のススメ
・生態系を壊すアルゼンチンアリの脅威 (寺山 守/東京大学農学部 非常勤講師)
・ゴマシジミの生息地保全の鍵はアリだった (吉田勝一/岩手大学ミュージアム 研究院)
・まとめ アリたちが教えてくれる生物多様性 (鶴田由美子/NACS-J編集長)


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★NACS-J活動クローズアップ
・渓流環境復元のための治山ダム撤去工事が始まりました
・綾の照葉樹林プロジェクトで林床植生から照葉樹林の復元方法を検討
・環境省の「猛禽類保護の進め方」の改訂に意見
・2009年度(第20期)プロ・ナトゥーラ・ファンド助成先決定
・2010年以降の多様性保全の国際目標への考えを表明しました
「自然しらべ2009 身近な探検 湧き水さがし」のデータを集計中/NACS-J新スタッフ紹介


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★ NEWSハイライト
・林野庁の地方部局が所蔵してきた国有林史料が国立公文書館で公開
・海岸漂着物処理推進法で海辺はきれいになる?
・世界ジオパーク、日本で初めて誕生
・中国・雲南の照葉樹林が広大なゴム園に姿を変えている


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★ 今日からはじめる自然観察
一番身近な鳥(スズメ)から知ってみよう!
(黒沢令子/NPO法人バードリサーチ研究院)

今回の主役は、身近な鳥の代表格「スズメ」です。彼らは私たちの生活圏周辺に好んで暮らしています。そんなスズメを、以前と比べて見かけなくなったという話を聞きます。あなたの地域ではいかがですか?


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★ くらしと自然のつながり再発見!
② 山形県 遊佐町の田んぼ
んめぇ米は鳥海山の水のおかげよ。

取材・文/市川ゆかり
イラスト/さげさかのりこ


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★ シリーズ 新・生命の輪・22 
周りの生きものの顔ぶれによって関係を変える
アリと共生するアブラムシ
片山 昇/京都大学生態学研究センター)

アブラムシはアリと共生する生きものとしてよく知られています。でも、実はすべてのアブラムシがアリと共生するわけではありません。今回は、アリと共生する秘密に迫ります。

★ BOOK&PRESENT

★ 読者の広場
掲示板/お便り/フォトライブラリー/次号予告・新人会員/Nature Navi

★ 自然を守るあの手この手
の長いボランティア活動で世界遺産の森を調べる
(小関孝一/ウォッチング青森代表理事)

★ この問題、私はこう見る
世界遺産登録に向け、富士山の課題は?
(田畑貞寿/NACS-J理事長)

★ 生物多様性の道プロジェクト
プロジェクトの参加団体、まだまだ募集中です!!

会報『自然保護』バックナンバーは、
日本自然保護協会オンラインSHOP「しぜんもん」よりお買い求めいただけます。価格900円(送料別)

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