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2009年3・4月号(No.508)
特集: 地域を元気にする里やまづくり

2009.03.01
書籍・発行物

2009年3/4月号(No.508)表紙


今月の表紙 キリギリス


 

撮影・解説 今森光彦

田んぼの土手の草の中から顔を出したキリギリスの幼虫。孵化(ふか)した幼虫は、タンポポの花粉を食べたりしながら育つ一方、カエルたちの餌にもなる。里や までは、生きものたちがすべてかかわり合いながら生きている。田んぼは、お米をつくるだけでなく、数多くの生きものたちをすまわせる舞台でもある。

 

CONTENTS



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★特集: シリーズ生物多様性を守るには
地域を元気にする里やまづくり
日本の絶滅危惧種の約半数が暮らす里やま。生物多様性の減少を食い止めるためにも、日本の里やまの自然環境保全は急務です。しかし里山の環境を維持する作業は、減少しつづける農家にゆだねられている地域がほとんどです。今回は、地域の社会と自然が元気になるための里やまづくりを特集します。
・里やまを守ることのプライスレスの価値
・里やまを維持する技を継ぐ時間は限られている(久田浩司/結デザインネットワーク)
・里やまへの愛着を持つ人を増やしていくために(語り:鬼頭秀一/東京大学大学院社会文化環境学教授)
・地域のグループ、人々 を里やまにつなげるキーパーソン
・ボランティアの活動と地域の元気を継続させるグループ
・地域の人と都会の人でつくる”現代版入会地”
・町のブランド化に 成功した地域の第2ステージ
・都市近郊の私有地の里やまを守る知恵(折原磨寸男/NPO birth代表)
・春のはじまり(今森光彦/写真家)
・まとめ 人生のどこかで里やまづくりをしよう


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★NACS-J活動クローズアップ
・奄美群島に「森林生態系保護地域」を設定する取り組みを開始しました。
・「富士山・丹沢緑の回廊」のモニタリン グと評価が始まりました。
・AKAYAプロジェクト5年間の取り組み
・運用10年を迎えた環境影響評価法が改正されます!
・2009年度自然観察指導員講習会案内/P・N・ファンド助成成果発表会を開催/第8回自然観察指導員全国大会参加者募集/外来生物をテーマにした自然観察会の情報募集/ネイチュア・フィーリング自然観察会 指導員&参加者募集


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★NEWS ハイライト
・屋久島のシカ分布 自然保護地域に集中!
・岩手県の風力発電施設で国内初のイヌワシ衝突死
・希少種チョウのすむ草原に人の管理 やはり必要
・ヤシガニの産卵場所は陸上だった!


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★シリーズ 新・生命の輪・18
かつてはどこにでもいたゲンゴロウたちが今や絶滅寸前に

ゲンゴロウを呼び戻す
(西原昇吾/東京大学農学生命科学研究科保全生態学研究室)

日本にすむゲンゴロウ類は、体長1mmから40mmのものまで、3科、約140種に上ります。その中で生態が分かっている種はほんの一部にすぎません。そして、いつのまにか中~大型の種は、多くの田んぼやため池からいなくなってしまいました。彼らを呼び戻すにはどうしたらよいのでしょうか。

 

★HOW TO フィールドワーク
「My生きもの写真図鑑」をつくる
(相馬なおみ/NACS-J自然観察指導員)
★ものづくりサークル「やまかます」 その36
コウリヤナギで文庫をつくる

 

★会員ふぉーらむ

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