TBS NEWS23で泡瀬干潟の取材がありました。
今夜1/15の23:00から放送予定のTBS NEWS23で、泡瀬干潟の埋め立て事業について取材がありました。
昨年11月には泡瀬干潟公金差し止め訴訟で、沖縄県と沖縄市に対し、将来の支出差し止めを命じる判決が出ていました。しかし事業主体の国と県は本日、1期96haの区域に土砂を投入する本格的な工事を始めました。
取材では、開発法子研究部長が不十分な環境調査と環境アセスメントの結果を無視した、工事ありきの埋め立て事業の進め方の問題点についてコメントしました。
事業者が干潟の環境や生物の専門的な調査を十分に行わなかったために、貴重な貝類や海草(うみくさ)が着工後にNACS-Jや地元の保護団体の調査で次々と発見されている実情や、海草(うみくさ)藻場の環境を保全するために、事業実施は海草の移植実験の成功が条件であり、移植が大失敗であったにもかかわらず、見切り発車で事業が進められていることを指摘しました。
一度壊された自然環境が修復されるには大変長い年月がかかります。今日の泡瀬干潟の本格着工で失われる生物多様性がどのくらい莫大なものになるのか、まだ事業者である国や県は実感していないのです。
(編集部 鶴田由美子)
泡瀬干潟の貴重さを訴える開発法子保全研究部長