CBD/COP9レポート14 G8環境大臣会合の評価
5月26日。
ドイツNGOフォーラム代表のヨルゲン・マイヤー氏が行った記者会見で、G8環境大臣会合の結果が報告されました。マイヤー氏が、同時期に日本で開催されていたG8環境大臣会合のサイドイベント・国際シンポジウムに参加していたためです。
ヨルゲン・マイヤーさんやその他の人の評価を聞く限り、NGOが催した様々な勉強会やシンポジウムは大変すばらしかったが、環境大臣会合やその成果は「失望」という評価のようです。
ドイツでは、メルケル首相のリーダーシップもあり、COP9の始まる以前から、ライフウェブという保護地域の拡大や管理強化のための活動に、4千万ユーロ(64億円)を用意していることを発表しています。そういう状況もあって、環境大臣会合の成果は、理念だけの資金協力などの実質が何もないものだったと理解されたようです。
(保全研究部 道家)