CBD/COP9レポート7 ボンの休日2 カルタヘナ議定書会議後とナチュラスロン
先日のカルタヘナ議定書会議の結末です。どうやら、最終日に入り、NGOのチラシの効果もあったのか、日本政府の態度も軟化し、「責任と救済」に関する法的拘束力を持った国際体制を構築することが合意されました。2010年の構築をめざし、今後2年回にわたって数回交渉を重ねていくことが決まり、日本政府もその会議に資金提供をすること約束しました。そのことはおおむね好意的に受け取られたようです。
他方、NGOとしてはNGO側の圧力が日本の態度軟化という成果を出せてよかったと思う反面、数日で態度をひっくり返すなど、日本政府が結局何をしたかったのかよく分からないという意見もあります。
さて、日曜日は、COP9前日ということもあり少しずつイベントが始まりだしました。(ですが私はNGOの戦略会議を中心に出ています)
ナチュラスロン(自然・ネイチャーとトライアスロンを一緒にした造語)という、10kmのマラソン大会が開かれました。セレモニーに出席したジョグラフ事務局長に声をかけられ、「日本でも(COP10のときに)やってみてはどうか」と言われました。ちなみに、ドイツでは、ナチュラスロンが実は今回4回目にあたり、COP9が決まった2006年より前からの蓄積があるイベントです。
ECのブースで遊ぶ地元の子供
ナチュラスロンのセレモニーで話すジョグラフ事務局長
出発の合図を待つナチュラスロン参加者
(保全研究部 道家)