欧州CBDレポ5 サブイベント
前回のAll roads lead to COP10は、All roads lead to Rome(すべての道はローマに通ず)のもじりです。
お気づきになりましたでしょうか?
さて、2月11日から始まったCBD保護地域作業部会は、本会議場(プレナリーホール)での会議のほか、昼や夕方にサイドイベントが開催されます。
サイドイベントの主催者は、政府であったり、NGOであったりと多様です。その目的はいくつかの種類があるようです。2つほど紹介します。
1.COPに向けたプレイベント:
例えば、ドイツ政府は、初日の昼の時間を利用して「life web」というキャンペーンをCOP9で立ち上げることを紹介するイベントを行いました。こうすることで、関心を持ってくれた締約国やNGOとCOP本番でより大きなキャンペーンの立ち上げと大きな動きを作れるのです。
2.市民社会同士の対話:
初日の会議後には、先住民代表者グループと自然保護系グループとの意見交換会が行われました。互いの関心や希望を共有し合うものでしたが、過去先住民の権利や生活を排除するような形で保護地域が設立された歴史もあり、激しい言葉が飛び交いました。これは、正式な会合ではないのですが、当日現場で企画されたものです。
このように様々な会合が行われることがこの種の会議では当然のようです。
(保全研究部 道家)