「赤谷の森」を体感するNACS-J会員ツアーを開催しました!
会報『自然保護』No.501(2008年1/2月号)より転載
秋晴れの11月3~4日、主に関東圏の会員の方々20名にご参加いただき、群馬県みなかみ町の赤谷の森を体感するNACS-J会員ツアーを開催しました。
初日は赤谷の森の全体像をつかむために、さまざまなタイプの森林が見られる旧三国街道エリアを散策しながら、猛禽類がどのように赤谷の森を使っているのか、テンが何を食べているのかなど、モニタリング活動の成果を解説しました。2日目は人工林を自然林に移行させていく実験が進む小出俣エリアや、渓流環境修復のため治山ダムの撤去を行う茂倉沢の現場を見ていただきました。
夜は、森のふもとにあるAKAYAプロジェクト地域協議会会員の方が経営する旅館で、豊かな森から湧く温泉に癒されながら会員同士の交流を深められていました。
参加者の皆さんからは、「プロジェクトの始まりから現在までがつかめて、『底の厚い』計画なんだなぁと感心した」、「自然再生にかかる時間の長さを改めて実感した」、「沢を長靴で歩くのはスリルがあって楽しかった」、「また来たい!」といったご感想をいただいています。今後も、AKAYAプロジェクトの成果を会員の皆さんに直接ご紹介する機会を設けていきたいと思います。