リアルネイチャー・キャンプ第13回 「森の雪化粧」
2007年3月3日(土)~4日(日) 1泊2日
■場所 群馬県利根郡みなかみ町、赤谷エリア
(群馬県と新潟県の県境です)
■対象 冬の森を一日かけてゆっくり歩いてみたい方、自然保護に関心があってみんなで残せた自然を体験してみたい方
■定員 20人(先着)
■期日 2007年3月3日(土)~4日(日) 1泊2日(温泉宿に泊まります)
■主催 NACS-J
■協賛 株式会社ニコン 共同印刷株式会社
■協力 赤谷森林環境保全ふれあいセンター 株式会社モンベル
■企画運営 プロ・ナチュラリスト佐々木洋事務所
この企画は、2003年度から始めた「AKAYA(赤谷)プロジェクト」の一環です。これまでNACS-Jと地域の方々
とがすすめてきた、この地域に生息する猛禽類と森との関係についての科学的な調査研究。その成果によってこの森は守られました。この企画は、これらの自然
に悪影響がないよう計画されています。また地域の自然へのインパクトの軽減、オーバーユースにならないための総量規制などに関する、自然環境の活用ルール
も検討しながら進めています。
○ミクロに見る~動物の足跡からその生態を知り、ストーリー、ドラマを推測します
- 雪原に点々と続くウサギの足跡は、ゆっくりとした歩幅のときは右に左にふれ、急いでいるときには直線になったり します。それは何のためか。他の動物の足跡、餌となるものの存在と合わせて、足跡から読み取れる生態を考えます。
- 足跡の種類や量から、どんな動物がどのくらい生息しているかを想像します。またそれらの捕食関係を考え、赤谷の森が育む自然の豊かさを考えます。
- フィールド用の顕微鏡を使って、いつもとは異なる目でミクロに自然を観察します。
○マクロに見る~森のタイプによる風景の違いを観察します
広葉樹・針葉樹、密な森・疎な森等、森の様子によって異なる、雪の森の風景を観察します。
○冬芽の似顔絵
各種の植物の冬芽を、参加者各人がデジタルカメラで撮影します。何かにもっとも似ているものをその日の作品として、夜に宿で品評会を行います。
- 全行程、地域在住のNACS-J自然観察指導員が同行し、自然を解説します。
- 夜は宿で、赤谷エリアの自然とAKAYAプロジェクトについてお話しします。
- 雨でも行いますが、プログラムを変更する場合があります。
あなたを森へご案内するのは・・・・・・
長濱陽介さん
(NACS-J自然観察指導員/赤谷プロジェクト地域協議会・環境教育研究会担当)
三国地域を中心に活躍しているナチュラリストです。地元ならではの自然のお話がいっぱいです。
佐々木洋さん
(プロ・ナチュラリスト)
日本では数少ないプロ・ナチュラリスト(自然案内人)として、国内外の各地をフィールドに、講師、講演、執筆、写真撮影、テレビやラジオ番組への出演・監修など幅広く活躍しています。
参加費 | お1人18,000円、NACS-J会員15,000円 (いずれも税込み)
|
||||||||||||||||||||||||||
定員 | 20人(先着) ※最少催行人数10人 | ||||||||||||||||||||||||||
申込〆切 | 2月16日(金) | ||||||||||||||||||||||||||
対象 | 冬の森を一日かけてゆっくり歩いてみたい方、自然保護に関心があって、 みんなで残せた自然を体験してみたい方 |
||||||||||||||||||||||||||
集合 | 上越新幹線「上毛高原」駅に午前9:45
|
||||||||||||||||||||||||||
解散 | 宿で14:30
|
||||||||||||||||||||||||||
宿泊 | 豆腐懐石「猿ヶ京ホテル」
|
||||||||||||||||||||||||||
日程 |
*自然の状況で、スケジュールは変更になることがあります。 3/3(土)~森の中を歩く
3/4(日)~河畔林、平地林を歩く
|
||||||||||||||||||||||||||
持ち物 | 初日のお弁当、雨 具(山ではレイン・ウェア。天候によっては、急激に気温が下がる場合もあります)、タオル(宿用のバスタオルも必要となります)、帽子、冬山に適した服装 (ダウンやセーター、フリース等は必携。林の中では木の枝に触れることも多いため、外側が丈夫なもの)、手袋(毛糸や皮のもの。スキー用もOK)靴(布製 を避け、保温に優れたものをお選びください)、水筒(ペットボトルなどは、必ずお持ち帰りください)、コップ(お茶タイムがあります)、記録用具(フィー ルドノートまたは普通のノート、筆記具、お持ちならカメラ)、自然観察用具(お持ちならルーペ、ポケット図鑑等)、敷物(雪の上や少し湿ったところに座る こともあります)、救急セット、常備薬、保険証、喫煙される方は携帯用灰皿。歩くときには必要なものだけをザックに入れて、両手をあけて歩けるようにしてください。全体での行動中には、写真撮影等の単独行動はご遠慮ください。山での携帯電話の使用はお控えください。貴重品は各自で管理をお願いいたします。 *ここは全域が国有林です。植物採集はなさらないでください。 |
||||||||||||||||||||||||||
申込方法 &問合せ先 |
*お預かりする個人情報は、「リアルネイチャー・キャンプ」のためにのみ使用し、第3者には開示しません。 |
||||||||||||||||||||||||||
その他 |
|
このフィールドは、多くの方の応援に支えられた 長年の自然保護活動の結果残すことのできた、「AKAYAプロジェクト」エリアです。
- 自然は不用意に採らず、折らず、捕まえず、 ゆっくりじっくり五感を使って楽しみましょう。
- 自然の豊かさをいつまでも大切にするため、生き物を持ち帰らないようにしています。リアルネイチャー・キャンプに参加される方は、必ずお守りください。
- ゴミは山の中に残さず、必ず人里までお持ち帰りください。 特に食べ物は野生動物の生活を乱し、駆除される原因となります。
- 歩道以外はなるべく歩かず、歩道から離れるときは、植生の踏みつけなどの自然への悪影響が少なくなるよう心がけてください。
- 今回は、釣りはご遠慮ください。
★リアルネイチャー・キャンプは、環境教育プログラムです
このリアルネイチャー・キャンプは、日本自然保護協会が2003年から、林野庁や地域の方々と協同で始めた「AKAYA(赤谷)プロジェクト」の一環で、主として日本自然保護協会会員を対象とした「環境教育プログラム」です。一般の会員の方々と共に、地域の自然情報の収集と蓄積を目的に、自然観察と調査研究活動が体系化されています。