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Mom’s Lupe(マムズ・ルーペ) 第1回レポート

2006.11.26
活動報告

Real Nature Seminar 「Mom’s Lupe」vol.1 2006年11月24日(金) & 26日(日) 


マムズルーペ_レポート1.jpg

Mom’s Lupe第1回は、東京世田谷・二子玉川で開催しました。

 

初日のプログラムはまず、約1時間の室内レクチャー。玉川高島屋ショッピングセンターの8階、「バール・カフェ・デル・ドジェ」にお集まりいただき、最初のレクチャーは、

  • 「親子で自然に触れる意義」
  • 「自然に『親しむ』→『知る』→『守る』の3つのステップ」
  • 「五感を使って自然に触れる」
  • 「身近な場所にこだわる」

などの内容でした。これはNACS-Jが進めている自然観察の基本ではありますが、それを生き物が苦手なお母さん向けに、無理のないような進め方、子育ての中での話題やよくある子どもの反応などを交え、ゆっくりお話ししました。

2つ目のプログラムは、約1時間の自然観察会。といっても、参加者の方に楽しんでいただくのではなく、2日目にお子さんを連れて来られて実施していただきたい事柄を解説しました。

 

レクチャー会場から歩いて5分ほどの、多摩川の河川敷「兵庫島」に移動。強い風が吹く中でしたが、歩いている最中にカワセミを見た方もいらっしゃいました。
 

兵庫島では、木の葉の形や色の違い、日影と日向の樹皮の温度の違いなど、生き物が苦手な方でも無理なくお子さんとコミュニケーションできる、自然に触れる話題をご紹介しました。

 

最後は再びカフェに戻り、約1時間のランチ・トーク。
今回のゲストは女優の香坂みゆきさんで、子育ての中での自然との触れ合い、ご主人が子育てに参加される様子などの等身大のお話を、ランチとコーヒーを楽し
みながら、楽しくうかがうことができました。「無理をしない」「親が生き物を嫌いと感じる感覚を子どもに見せると、子どもも同じように嫌いになってしま
う」というメッセージが印象的でした。

 

そして2日目。今度はお子さんを連れてきていただいて、自然観察の実践です。といっても、やはり苦手な方が無理なく取り組めるプログラムをご紹介しました。

 

生き物の保護色の度合いを見るゲーム、複数のテーマに合った自然物を探してみる「自然の鉄人ビンゴ」。川をじっくり観察してオリジナルの詩を作り、発表し
あったり。それらを親子単位で、それも生き物が苦手な方でも取り組めるようなやり方を説明して、ゆっくり楽しんでいただきました。
 

また、フィールドで使える顕微鏡「ファーブル」を準備し、それぞれが拾ってきた物をのぞいてびっくり仰天したり。特に、クモの糸を見ようと拾ってきた女の
子が、のぞいてみたら中に小さな昆虫が捕まっていたのを発見して、驚いて凍り付いていました(笑)。小さな生き物が怪獣に見えたり、鳥の羽根が見事に機械
的な構造に見えたり。2時間楽しくじっくりと身近な自然を堪能していただきました。

 

この経験を通して、子どもさんは自然に触れることに関心を持っていただき、お母さん方には「これなら私にもできそう」と思っていただければ、このプログラムは成功です。今後に期待しています。

(NACS-J 森本言也)

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