リアルネイチャー・キャンプ第10回
「新緑の森 日々新たな芽吹き、日々新たな命」
2006年5月27 日(土)~ 28 日(日) 1 泊2日
■場所 群馬県利根郡みなかみ町、赤谷エリア(群馬県と新潟県の県境です)
■対象 森や生き物が好きで、自然保護に関心がある方、2-3時間ゆっくり登り道を歩ける方
■定員 30人(先着)
■期日 2006年5月27日(土)~28日(日) 1泊2日(温泉宿に泊まります)
■主催 NACS-J
■協賛 株式会社ニコン
■協力 赤谷森林環境保全ふれあいセンター 株式会社モンベル
■企画運営 プロ・ナチュラリスト佐々木洋事務所
この企画は、2003年度から始めた「AKAYAプロジェクト」の一環です。これまで NACS-Jと地域の方々とがすすめてきた、この地域に生息する猛禽類と森との関係についての科学的な調査研究。その成果によってこの森は守られました。この企画は、これらの自然に悪影響がないよう計画されています。また地域の自然へのインパクトの軽減、オーバーユースにならないための総量規制などに関する、自然環境の活用ルールも検討しながら進めています。
○新緑の中を歩き、森の美しさ、新たな命の胎動を感じる
豪雪から解き放たれた「赤谷の森」は、低標高地では緑が確実なものとなり、高標高地では新緑の移ろいが楽しめます。新緑の森から発せられる清冽な空気をゆっくり感じながら、小出俣と三国峠を歩きます。タゴガエルの春の合唱が聞けるかも知れません。トチやブナは、今年はどうでしょう。そんな生き物たちの、今年の新しい命に着目しながら森を歩き、命のつながりを考えましょう。
○人の暮らしのすぐ隣、赤谷プロジェクトのサポーターが集う「いきもの村」で、動物たちのくらしを探る
いきもの村の周辺ではノスリ、テン、イタチ、ムササビ、カモシカ、アオゲラ、ネズミなどがくらしていることがわかりました。センサーカメラに写された写真をもとに、周辺の動物のくらしを追ってみます。また、いきもの村のはずれでは、今年はノスリが営巣しています。
*「いきもの村」
長年未使用で処分される予定だった作業小屋を中心に、小屋やネイチャートレイルなど区域内の整備やセンサーカメラの実験等、赤谷サポーターの方々と一緒に、プロジェクトの拠点とするための整備をすすめています。
○夜の森を体験する
夜の森は日中とは違い、生き物たちが私たちを見ています。夜は、彼らを見るチャンスがあります。超音波を出している生き物の調査もします。満天の星空でしたら、星座ウォッチングも実施します。
○『森のデータバンク』作り
- 2日間のプログラムのあと、森のどこがすてきだったか、どんな生き物を見つけたかを、お配りする地図に書きこんでいただきます。参加された方が見つけた情報を集めて、『森のデータバンク』をつくり、ホームページで公開します。
- 全行程、地域在住のNACS-J自然観察指導員が同行し、自然を解説します。
- 双眼鏡やルーペなど、自然観察の道具の使い方、フィールドノートへの記録のとり方、注意が必要な生物の識別や対策をお伝えします。
- 夜は宿で、赤谷エリアの自然とAKAYAプロジェクトについてお話しします。
- 雨でも行いますが、プログラムを変更する場合があります。
あなたを森にご案内するのは・・・・・・
長濱陽介さん
(NACS-J自然観察指導員/赤谷プロジェクト地域協議会・環境教育研究会担当)
三国地域を中心に活躍しているナチュラリストです。地元ならではの自然のお話がいっぱいです。
佐々木洋さん
(プロ・ナチュラリスト)
日本では数少ないプロ・ナチュラリスト(自然案内人)として、国内外の各地をフィールドに、講師、講演、執筆、写真撮影、テレビやラジオ番組への出演・監修など幅広く活躍しています。
参加費 | お1人18,000円、NACS-J会員15,000円 (いずれも税込み)
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定員 | 30人(先着) | ||||||||||||||||||||||
対象 | 森や生き物が好きで、自然保護に関心がある方、 2-3時間ゆっくり登り道を歩ける方 |
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集合 | 上越新幹線「上毛高原」駅に午前9:45集合。
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解散 | 14:30
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宿泊 | 温泉農家民宿「はしば」
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日程 |
*自然の状況で、スケジュールは変更になることがあります。 5/27(土)
5/28(日)
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持ち物 | 初日のお弁当(唐揚は、スズメバチが好むので避けてください)、 雨具(山ではレイン・ウェア。天候によっては、急激に気温が下がる場合もあります)、タオル、ハイキングシューズまたは足首がしっかりした長靴(お持ちで あれば、ひざまでの丈のものが良い)、長めの靴下、長袖・長ズボン、水筒(ペットボトルなどは、必ずお持ち帰りください)、コップ、帽子、記録用具 (フィールドノートまたは普通のノート、筆記具、お持ちならカメラ)、自然観察用具(お持ちならルーペ、ポケット図鑑等)、敷物(少し湿ったところに座る こともあります)、虫除けスプレー、救急セット、常備薬、保険証、喫煙される大人の方は携帯用灰皿。歩くときには必要なものだけリュックに入れて、両手を あけて歩けるようにお願いします。貴重品は各自で管理をお願いいたします。全体での行動中には、写真撮影等の単独行動はご遠慮ください。山での携帯電話の 使用はお控えください。 *ここは全域が国有林です。植物採集はなさらないでください。 |
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申込方法 &問合せ先 |
*お預かりする個人情報は、「リアルネイチャー・キャンプ」のためにのみ使用し、第3者には開示しません。 |
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その他 |
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このフィールドは、多くの方の応援に支えられた 長年の自然保護活動の結果残すことのできた、「AKAYA(赤谷)プロジェクト」エリアです
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- 自然は不用意に採らず、折らず、捕まえず、 ゆっくりじっくり五感を使って楽しみましょう。
- 自然の豊かさをいつまでも大切にするため、生き物を持ち帰らないようにしています。リアルネイチャー・キャンプに参加される方は、必ずお守りください。
- ゴミは山の中に残さず、必ず人里までお持ち帰りください。 特に食べ物は野生動物の生活を乱し、駆除される原因となります。
- 歩道以外はなるべく歩かず、歩道から離れるときは、植生の踏みつけなどの自然への悪影響が少なくなるよう心がけてください。
- 今回は、釣りはご遠慮ください。
リアルネイチャー・キャンプは、環境教育プログラムです
このリアルネイチャー・キャンプは、日本自然保護協会が2003年から、林野庁や地域の方々と協同で始めた「AKAYAプロジェクト」の一環で、主として日本自然保護協会会員を対象とした「環境教育プログラム」です。一般の会員の方々と共に、地域の自然情報の収集と蓄積を目的に、自然観察と調査研究活動が体系化されています。